Frequently Asked Question
もし日本語字幕が自動で表示されない場合はブラウザのシークレットモードをお試しください。
キーワードの検索は "Ctrl + F" でブラウザの検索機能をご使用ください
ビデオのタイムスタンプに直接飛べるリンクが必要な場合 このガイドに従ってください
このビデオはお役に立てたでしょうか?HIL Academyの無料のHIL Specialistコースを受講してさらに理解を深めてみませんか?
もしこのビデオをあなたの母国語への翻訳するのに協力してくださる場合、我々までご連絡 ください
TRANSCRIPT
前のセクションでは モデルとSCADAパネル を構築およびカスタマイズするさまざまな方法について説明しました
これまで仮想HILデバイスを使用してすべてのモデルを実行してきました
仮想HILデバイスは Typhoon HILソフトウェアツールチェーン内のソフトウェアモジュールであり
PC上のTyphoonHILデバイスを非リアルタイムでエミュレートします
仮想HILデバイスはソフトウェアベースであるため 外部IOはサポートされていません
仮想HILデバイスでモデルをシミュレートすることはHILデバイスの選定に役立ち
HILの購入決定における予期しない事態を回避できます
シミュレーションが実行されているモードはHIL SCADAの右隅で確認できます
ご覧のとおりVertual HILモードになっています
またパソコンのシステム時間とシミュレーション時間を簡単に比較してみましょう
仮想HILデバイスではモデルをリアルタイムで実行していないことがわかります
それでは仮想HILモードからリアルタイムモードに切り替える方法を見てみましょう
HILデバイスをPCに接続します HILデバイスはUSBケーブルによって接続されています
電源を入れてHILデバイスが起動するまで約30秒待ちます
起動プロセスが終了するとHIL の前面プレートのLEDが2回点滅します
このプロセスの後 HIL SCADA内からモデルをロードできます
HILの準備ができたので モデルメニューに移動してモデルをロードしましょう
次に HILデバイスが正しく接続されているかどうかを確認しましょう
接続しているHILデバイスとシミュレートしているタイムステップを確認するには
[Model]メニューの[Show information about loaded model ]オプションを選択してください
モデルがHILデバイスで実行されている場合はシリアル番号とデバイス名が表示されます
ご覧のとおりモデルは実際のHILデバイスに自動的にロードされました
また右隅の表示でリアルタイムモードになっていることが確認できます
モデルはすでにコンパイルされていることに注意してください
以前に実行した モデルのコンパイルの結果はフォルダに保存され仮想HILデバイスまたはHILデバイス で使用できます
これは仮想HILデバイスからHILデバイス に切り替えるときにモデルを再度コンパイルする必要がないことを意味します
シミュレーション時間とパソコンのシステム時間を比較すると実際にリアルタイムであることがわかります
またHILデバイスのLEDが点滅しますこの点滅でもシミュレーションが実行中であることを確認出来ます
また少し時間をかけてHIL SCADAのステータスバーを見てみましょう
2つのSCADAフラグと 6つのHILデバイスフラグがあります
SCADAステータスフラグは HILモードと仮想 HILモードの両方でアクティブです
次の6つのフラグは 通常はリアルタイムモードでのみアクティブになるHILデバイスフラグです
唯一の例外はArithmetic overflow(AO)フラグで
これは仮想HILモードでも発生する場合があります
1つ目はPSU障害インジケータで外部から供給可能な電源ユニットの状態を示します
PSUフラグ をクリックするとフローティングパネルが開き電源装置のステータスと障害に関する詳細情報が表示されます
このフラグは コントローラボードが外部電源ではなくHILデバイスからの電源を使用する場合の
配線の誤りを発見するのに特に役立ちます
次はDead time violation(DTV)フラグですがこれはDTVエラーの発生源を列挙したものです
モデルのいずれかの相にアーム短絡状態が発生していることを示します
DTVフラグをクリックするとフローティングパネルが開きラッチされたすべてのDTVエラーソースのリストが表示されます
Arithmetic overflow indicator(AO)はシミュレートされたモデルの一部の値がHILデバイスの数値範囲外であることを示します
このことが起因してモデルの動作が不安定になる可能性があります
シミュレーションが停止するとArithmetic overflow indicatorがリセットされます
前に述べたように このインジケーターは仮想HILモードでも立ち上げることができます
Serial link status indicator(SLD)はHILデバイスとのシリアルリンクがダウンしていることを示します
シミュレーションが停止するとフラグはリセットされます
また非常に重要なステータスの1つはcomputing interval overrun(CIO)です
これは信号処理の計算時間が予約されたタイムスロットを超えたことを示します
シミュレーションが停止するとこのフラグはリセットされます
ここでは システムCPUとユーザーCPU信号処理時間の使用率を確認できますユーザーの実行速度が100マイクロ秒であることがわかります
CIOタイムスロットモニターの詳細についてはリアルタイムモデルのトラブルシューティングセッションを参照してください
signal processing exception indicator(EXC)はCPUで実行されている システム ユーザー 通信のいずれかの
コードに”異常な例外”が生じたことを示します
シミュレーションが停止するとフラグはリセットされます
EXCフラグをクリックするとフローティングパネルが開き発生した”異常な例外”に関する詳細情報が表示されます
次の2つのフラグはHIL SCADAパネルに関連しているものです
Time Slot Overrun indicator(TSO)はHIL SCADAの処理が割り当てられた時間を超えても終わらなかったことを示します
このフラグが立つと 埋め込み式スクリプトの複雑さ ウィジェット数またはシミュレーション中の他のGUIの部分との相互作用などの理由で
HIL SCADAが指定された時間内にすべての計算を実行できないことを示します
Widget Errors indicator(WER)はウィジェットの一部で1つ以上のエラーが発生したことを示します
このセッションでは仮想HILモードからリアルタイムモードに簡単に切り替える方法を説明しました
また この2つのモードを使用する場合のHIL SCADA環境の主な違いについても学びました