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TRANSCRIPT
HIL SCADA環境のデモを行いますTyphoon HIL SCADAはリアルタイムモデルを使用して
独自のインターフェイスを作成できるシンプルで使いやすいグラフィカル環境です
2.1 Schematic editor紹介モジュールで作成したモデルを開いてコンパイルします
このモデルは電圧源 三相インバータ および誘導電動機で構成されています
[Compile and load model in HIL SCADA]ボタンを使用してこのモデルを コンパイルしてみましょう
このボタンはHIL SCADAを自動的に開きます
正しいバージョン(この場合はHIL 404)のデバイスが接続されていない場合
エラーメッセージが表示されることがありますエラーを確認するとポップアップが表示され
SCADAにモデルをロードするためのいくつかの選択肢から選択できます
[Load Model to the vertual device]をクリックしてみましょう
仮想HILデバイスはTyphoon HILソフトウェアツールチェーン内のソフトウェアモジュールであり
PC上でTyphoonHIL4シリーズおよび6シリーズデバイスを模擬します
仮想HILデバイスはソフトウェアベースのため外部IOのサポートはなく
モデルもリアルタイムで実行されません
デバイスを読み込むと最近開いたパネルの一覧が メイン画面に表示されます
さらにコマンドツールバー Libraryドック Panel ExplorerドックModelExplorerドック Model Settingsドック
Name space Explorer Panelタブ Message LogドックHistoryドック そしてStatusバーにアクセスできます
このモジュールではこれらのツールバーとドックを使用します
まず新しいSCADAパネルを作成しシミュレーションを実行しましょう
[Start simulation]ボタンと[Stop simulation]ボタンはコマンドツールバーにあります
右下には シミュレーションの時間とシミュレーションのモデルが表示されます
次にシミュレーションを表示して操作するための監視ウィジェットとアクションウィジェットをいくつか追加します
まず[Model explorer]タブでモデルを探してモデルからいくつかの測定値を見つけましょう
MachineSpeedとIarmsの測定値を入れてみましょう
測定値をSCADAパネルにドラッグアンドドロップするとWidget Wizardが開きます
このウィザードではこの値を表すために使用するウィジェットを選択できます
使用できるウィジェットは Gauge Digital Display Bar GraphTrace Graph Text Display Signal Data Loggerです
Widget Wizardを使用して Machine speedにはTrace GraphをIarms にはDigital Displayを使用してみましょう
Machine speed のTrace Graphのプロパティを開きウィジェットの詳細設定を変更してみましょう
[Advanced settings]タブには x軸とy軸のテキスト y軸の範囲 時間枠背景色 を定義するプロット設定があります
この場合 y軸範囲の自動スケールのチェックを外し最小範囲と最大範囲を-200から200に設定します
ウィジェットはLibrary Explorerから追加することもできます
もう一つ 瞬間的な速度が非常にわかりやすいウィジェットを追加してみましょう
速度を表示するにはGauge ウィジェットを使用します
これはLibraryの[Monitoring]セクションにあります[Gauge]をドラッグアンドドロップしてみましょう
ウィジェットをダブルクリックしてプロパティを開きます名前を「speed」に変更します
次に [Signal settings]の[Analog signal]のリストの中からプローブの名前「machine speed」を選択します
その後 [Advanced settings]ダイアログを開きます
ここでは 「測定範囲」「警告 クリティカル範囲」を設定できます
[Minimum]を-200rad/s [Maximum]を200rad/sに設定しましょう
また Critical range1は150から200までCritical range2は-200から-150までです
各ウィジェットの値にゼロがあることがわかりますインバータを有効にしましょう
これを行うにはアクションウィジェットを使用する必要があります[Model Explorer]で[Inverter Enable]を見つけましょう
Model Explorerを使用すると信号の種類(モデルの入力または出力)に応じて利用可能なウィジェットを選択できます
Inverter Enableはモデルへの入力なのでKnob Slider Text Boxのウィジェットを選択できます
Text Boxを使用してみましょう
インバータを有効にするには Inverter Enable を1に設定する必要があります
[Inverter Enable]テキストボックスに1を書き込みますこの値が伝わり インバータのinternal modulator controlが有効になります
トルク「T」についても同じことをしますこの場合はSliderを使用しましょう
ここで HIL SCADAの右側にあるModel Settingドックを紹介しましょう
ここでは Sources Switching Blocksのスイッチ Machines SCADA Inputsおよびモデルに含まれる他のタイプのモデルコンポーネントなど
モデルからすべての制御可能な変数を変更できます
またここではHILデバイスからのすべてのアナログおよびデジタル出力を定義できます
それでは SCADAパネルに戻りましょう
スライダーウィジェットのその他のプロパティを見つけるには文字のあたりをダブルクリックしてプロパティを開きます
Basic settingsでは スライダーの名前 説明 スライダーのプロパティおよびマクロコード があります
ここでHIL APIの可能性 について少し触れておきましょう
[Macro code]セクションでは Typhoon HIL APIの関数を使用することができます
HIL SCADAを最大限に活用するために Pythonの専門家である必要はありません
APIウィザードはGUIからPythonコードを生成することができますこのコードをPython構文とHIL APIの学習に活用することも出来ます
APIウィザードはCode Editorを使用しているときにアクセスでき[View]メニューを使用してオンとオフを切り替えることができます
APIウィザード内では モデル設定からすべての制御変数だけでなく
Control Commandsで アナログ信号やデジタル信号の読み取りなどの他のコマンドも見つけることができます
[Insert]ボタンをクリックすると 目的のコードを簡単に生成できます
HIL APIの詳細については HIL APIのドキュメントをご覧くださいリンクは「References section」セクションに含まれています
次にスライダーマクロウィジェットのプロパティメニューに戻りましょう
スライダーのプロパティを最小を-5 最大を5そしてステップ0.5に設定して [OK]をクリックします
Libraryドックには 他にも便利なウィジェットがあります
ここでは Action Monitoring Data Logging Analysis ConnectionおよびVisualのウィジェットを見つけることができます
特に便利なコンポーネントの1つは Capture/Scopeです
ライブラリのMonitorウィジェットのCapture/Scopeコンポーネントをドラッグアンドドロップしてみましょう
Capture/Scope はオシロスコープのようにオフラインで分析するために必要な信号を簡単にキャプチャするキャプチャモードや
ランタイムで信号を観察するスコープモードを備えた高機能なモニタリングウィジットです
SCADAパネル1つにつき Capture/Scopeウィジェットは1つだけ使用できます
それでは ウィジェットにいくつかのシグナルを追加してみましょう
[Signal]をクリックすると[Scope signal]のプロパティウィンドウが開きますここではアナログ信号とデジタル信号を追加することができます
DCリンクの電流(Idc) 線間電圧(Vab)
電動機電流(Iarms)など 関心のあるアナログ信号を追加してみましょうプラスをクリックしこれらの信号を追加してみましょう
Capture/Scopeウィンドウには 最大4つの異なるビューポートがあります
各信号を独自のビューポートで表示してみましょう これを行うにはチェックボックスをオンにする必要があります
また右側のドロップダウンメニューからビューポートの時間間隔を変更できます
Capture/Scopeでは設定した時間間隔でキャプチャを実行することができます
そのためにはコンボボックスを使用してスコープからキャプチャに 切り替えましょう
コンボボックスの右側にある小さな歯車をクリックするとスコープからすべての信号設定をインポートできます
右側には[Enable trigger]ボタンと[Force trigger]ボタンがあります
またキャプチャの時間間隔を0.1秒に変更しましょう
最大サンプルレートはシミュレーションのタイムステップと密接に関連しています
それではForce triggerを実行しましょう
Capture/Scopeの詳細についてはユーザーモデルのInteractionおよびData acquisition moduleを参照してください
最後に有益なトピックをいくつか取り上げましょう
まずあとでここに戻ってくることができるようにこのSCADAパネルの設定を保存しましょう
これを行うにはコマンドツールバーの[Save a panel file]ボタンをクリックするか
[Panel]メニューの[Save a panel]ボタンに移動しますSCADAパネルは.cusファイルとして保存されます
[Save a panal file]ボタンのすぐ右側に[Panel initialization]ボタンがあります
ここでは さまざまなPythonライブラリを含めたりモデル設定の初期値を設定したりできます
ソフトウェアのインストールに付属するPythonライブラリに加えて
HIL SCADAでは追加のPythonライブラリをインポートできますこれらのPythonライブラリはコシミュレーションツール
通信プロトコル 機械学習ライブラリなどさまざまなものに関連付けることができます
HIL SCADAではHILデバイスだけでなく実世界の他の機器との連携も可能です
このモードはスタンドアロンHIL SCADAと呼ばれ別のアプリケーションとしてプリインストールされています
ただし HILデバイスを操作するには 通常メインソフトウェア画面からHIL SCADAを使用する必要があります
ここまででSCADAパネルを構築する方法とそれを使用してモデルをパラメーター化
および制御する方法 の基本的な概要を理解できました
自由に使える他のウィジェットを試して必要なSCADAパネルを構築してください
これらのツールを使用したHIL SCADAの実用的なアプリケーションに関するデモは
アプリケーションノートのリソースをご覧ください